浅間山火山情報補足(気象庁発表による)

喜茶真

2009年02月02日 07:44

浅間山 噴火警報(火口周辺)
平成21年2月1日13時00分 気象庁地震火山部
**(見出し)**

火口から4キロメートルの範囲に影響を及ぼす噴火が切迫していると予想

1.活動の状況及び予報警報事項
 浅間山では 1月にはいって火山性地震のやや多い状態がつづいていまし
たが 本日07時頃から山頂直下が震源とみられる周期の短い地震が多くな
り 地震回数は更に増加しています また 傾斜計の観測では02時頃から
わずかな山上がりの変化が観測されています

以下省略



平成21年2月2日03時45分 気象庁地震火山部
**(本 文)**

1.火山活動の状況
 浅間山では 本日(2日)01時51分頃に小規模な噴火が発生しました
噴火にともなう噴煙の高さは約2000mに達しました 弾道を描いて飛
散する大きな噴石が 火口の北側約1キロメートル まで飛散するのを観測し
ました
 軽井沢測候所の空振計で 噴火にともなう空振が観測され 大きさは約7パスカル
でした
 軽井沢警察署(火口の南東約11km)では 降灰が確認されており 火
口の東から南東にかけて 降灰しています
 3時現在 噴煙は灰色で 高さは約100mで推移しています
2.防災上の警戒事項等
 浅間山では 火口から概ね4キロメートルの範囲に影響を及ぼす噴火が発
生すると予想されますので これらの地域では 弾道を描いて飛散する大き
な噴石に警戒が必要です
 また 風下側では 降灰及び風の影響を受ける小さな噴石に注意が必要で

(参考)浅間山上空(高度約3000m)の風の予想
 2日6時 北西の風 16メートル