きちゃ的随想(小麦粉の乱の始まり)…長文

喜茶真

2008年02月25日 17:21

去年はガソリンが値上がりした年でした

128円→150円とすると、「18%」の値上げ


でも、小麦粉はすでに4月に【30%】の値上げが決定しています

そう…ガソリンどこではない値上げなんです


事実、パンは今年1月2月に値上げしてますが、4月5月には確実に大幅値上げになります


パン、スパゲティ、ラザニア、ペンネ、ピッザ
うどん、そば、焼きそば、ラーメン
まんじゅう、肉まん
ドーナツ、ハンバーガー
お好み焼き、たこ焼き、もんじゃ焼き
ケーキ、スナック菓子
天ぷら、豚カツ
グラタン、シチュー


私の大好物ばかりですが…
おそらく夏までには、10〜20%は値上げでしょうね


今年は食品業界や外食業界、小売り業界には、試練の年になるでしょう

再編もあり得ると思います

メーカーは
値上げは比較的早いですが、値下げはしづらいものなのです


そう、値上げされた価格は固定化されるでしょう

劇的な値下げでもないかぎり食品の値下げはないでしょう

今のところ、値下げは考えられません


おそらく、秋にさらに10%くらい小麦粉が再値上げになるでしょう



米国は戦後、日本の食生活を小麦粉好きに変えることに成功しましたが…
(当時小麦粉は余っていて、給食にたくさん使わせた)


じわじわと、うまくその政策がはまってきています

日本は小麦粉大好き人間が増えて(私もですが)、その小麦粉が欲しいために、より原産国に頼らねばならない…

長期的戦略が成功していますね


日本は、自給率が低いなど長期的戦略はありません


今のような戦略では、国民はこれからも食糧に一喜一憂するでしょう



今、議論に出てる、日本の政府系ファンドは私も賛成ですが
年金運用につまずき、責任も明確でなく、さらに長期的戦略のないままの議論ならば、意味がありませんね

小麦粉に戻しましょう
自給率を上げる政策をするべきでしょう

まだ間に合うはずです


同じような原産国の戦略で、中国やインドが小麦粉大好きに変化したら
日本は相手にされなくなるでしょう