書評たった5センチのハードル

喜茶真

2007年04月11日 17:30

図書館で読んだ本ですが…
たった5センチのハードル
熊篠慶彦
ワニブックス
本体1500円
初版2001年

http://www.netlaputa.ne.jp/~k-nojo/CHIKA/index-3.html
熊篠邸の地下室(著者のPC版HP)


読みたい本を探してて偶然探した本です
人間には二つの欲があります
食べる欲ともう一つ…
その欲は、健常者も障害者も関係ない…生きていれば誰もがもつものなのです

話はそれだけでなく一般生活にも及びます…
健常者主体の社会では生活するのにハードルがあり、障害とはむしろそっちではないかという感じがしました
バリアフリーが進んでいないことをやはり実感しました


この本の中で…
自分で立たなきゃ、何も動かない。でも立ち上がれば動くんだ

この言葉は、体には関係なく全てにあてはまりそうですね…
私も反省しなければならない点が多々あります…

彼が障害者ではなく挑戦者と述べているのが印象的でした

さらに面白いのは、今の若者について
いつも快適なオムツが一因ではないかと
不快が我慢できないのではと
私はこの彼の意見には賛同できないですが、面白い意見だと思いました


障害のある人が聖人ではなく普通の人だと再認識できた点においても、いい本だと思いました

ぜひ、読んでみてください